過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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278:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:28:13.21 ID:FSFT7ye80
それほど満身創痍の姿をしているらしかった。

タクシーの座席に寄りかかりながら息をついた
絆を見て、圭が口を開いた。

「執行官様、戦闘訓練に行くのですか?」

問いかけられ、絆は顔を上げ、
僅かに憔悴した顔を圭に向けた。

「いや……その前に、俺の怪我を治したいから、
そっちの病院に行ってもいいか?」

圭は不思議そうに絆を見た。

「怪我……?」

「ああ、見て分からないか?」

「そういうお体だと思っていました」

左手しかない体を僅かに動かして位置を
調整してから、圭は絆から視線を離して窓の外を見た。


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