過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:18:59.02 ID:WAbTKaZT0
そして……絃が。
あの男は敵だ。
……俺達。
いや…………俺の。
絆は、本能的な部分で、
それを自覚してしまったのだ。
汗が止まるところなく溢れ出す。
やがて絆は、阿鼻叫喚の声を上げ始めた
テレビの前で、自分の指を噛み千切るほどの
勢いで噛んだ。
そして痛みで無理矢理に自分を覚醒させ、
携帯電話を手に取る。
着信を示すバイブが振動していた。
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