過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:32:24.54 ID:FSFT7ye80
そういえば圭は、
バーリェ用の待合室においてきた筈だった。
ここまで追いかけてきたらしい。
圭は小さくはにかんだような、
困ったような顔をしてから小さく言った。
「……いえ、他の子が入ってきましたので……」
「…………」
「驚かせては何だと思って、ここで待っていました」
「お前な……」
呆れた声で絆は続けた。
「驚く奴には驚かせておけばいい。
お前は何も悪くないんだ。
もっと胸を張れよ。下を見るな。上を見ろ」
「上を……?」
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