過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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314:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/02(月) 19:43:15.98 ID:6Wpsnxgd0
腕を押さえて、医師の一人が床に崩れ落ちる。

「議会の承認が見えませんでしたか? 
冷静にご覧ください」

担当医が表情を変えずに口を開く。

絆は、しかしそれを一瞥もせずに返した。

「君達の行動は拘束規定事項第七条の三十二項に
違反している。医師団決議会でも、軍および元老院の
エマージェンシーコールレッドを上回ることはない。
俺は、この子を緊急非常事態用の戦闘個体として
ロールアウトを受けた。
そんな書面を見せられても、
今更『はいそうですか』と返すわけにはいかない」

それを聞いた担当医が歯噛みしたように表情を歪める。

医師団としては精一杯の強気の姿勢だったのだろうが、
いつも軍の連中からバーリェを守っている絆にとっては、
笑わせるにも程があるレベルのことだった。


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