過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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318:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/02(月) 19:45:54.32 ID:6Wpsnxgd0
――操縦方法、分からないです……。

先ほど圭が口走った言葉が脳裏に浮かぶ。

しかし絆は、それを無理矢理押し殺してから
圭を自分の方に引き寄せた。

「お断りする。それ以上近づくのならば、
軍法第三十二条により君達は
処分されることになるが、いいのか?」

静かな絆の脅し文句を聞いて、医師達が動きを止めた。

怯えた様子の圭が、ぎゅっ、と目を閉じて、
左手だけで絆にしがみつく。

「絆特務官、どうかお聞き届けを……」

担当医が汗を流しながらそう言う。

そこで、ブーツのかかとを鳴らした足音が近づいてきて、
シュミレーションルームのドアが開いた。


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