過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:48:47.31 ID:6Wpsnxgd0
本部局長の駈が、女性職員を伴って歩いてきた。
彼は趣味の悪いサングラスの位置を指先で直すと、
医師達を見回して、それを軽く鼻で笑った。
以下略
320
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:49:25.92 ID:6Wpsnxgd0
「……あなたこそ、何をしに?
助けを呼んだ覚えはないが」
「先ほどの戦闘訓練の様子は、
オペレーションルームで全て見させてもらった。
以下略
321
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:50:06.90 ID:6Wpsnxgd0
「眠らない個体か。興味深い。
それに、その他にも様々な障害を抱えていそうだ。
だが、それを補って余りある性能だ」
「話が済んだのなら、ラボに戻らせてもらう。
以下略
322
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:50:51.27 ID:6Wpsnxgd0
「君の操縦技能がバーリェを、それも新型を上回るとは
私も思ってはいなかった。
椿君のバーリェも決して不良品ではないのだが、
よくやるものだ」
以下略
323
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:51:54.84 ID:6Wpsnxgd0
「意識調整されてセッティングされた人格、
欠損しているといえプログラムによりつくられた体。
動物として当たり前の睡眠もとらずに、
稼動し続けることができるそれは、
果たして『我々と同じ生き物』と言えるのかね?
以下略
324
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:52:29.85 ID:6Wpsnxgd0
駈はしばらくニヤニヤしながら絆を見ていたが、
やがてコーヒーを飲みきると、
カップをクシャリと潰してダストシュートに投げ入れた。
「そうそう、君に伝えなければいけないことがある」
以下略
325
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:54:05.40 ID:6Wpsnxgd0
駈はしばらくニヤニヤしながら絆を見ていたが、
やがてコーヒーを飲みきると、
カップをクシャリと潰してダストシュートに投げ入れた。
「そうそう、君に伝えなければいけないことがある」
以下略
326
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:54:46.40 ID:6Wpsnxgd0
更にスペックアップされた機体が、
既にロールアウトされたというのか。
唾を飲み込んだ絆を見て、
駈は抑揚のない声音で言った。
以下略
327
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:55:25.62 ID:6Wpsnxgd0
「今度の兵器は凄いぞ。人型AADでありながら、
フライトシステムを組み込んである。
空を飛ぶ機械人形だ。
君の操縦技能も、どこまで通用するか見物だな」
以下略
328
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:55:55.39 ID:6Wpsnxgd0
「…………」
絆は、手を離してよろめいた。
慌てて周りの女性職員が、彼のことを支える。
以下略
329
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:56:44.72 ID:6Wpsnxgd0
*
結論から言うと、駈と話した時から
五日間、圭は一睡もしていない。
以下略
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