過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:50:06.90 ID:6Wpsnxgd0
「眠らない個体か。興味深い。
それに、その他にも様々な障害を抱えていそうだ。
だが、それを補って余りある性能だ」
「話が済んだのなら、ラボに戻らせてもらう。
俺も暇ではないので」
足を踏み出そうとした絆に、しかし駈は静かに声をかけた。
「まぁ、そんなに急ぐこともないだろう。
少し話を聞いていきたまえ」
「……何ですか?」
あからさまに嫌そうな顔をして絆が立ち止まる。
彼に女性職員が近づいてコーヒーを渡そうとする。
それをやんわりと断った絆に、駈は続けた。
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