過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:50:51.27 ID:6Wpsnxgd0
「君の操縦技能がバーリェを、それも新型を上回るとは
私も思ってはいなかった。
椿君のバーリェも決して不良品ではないのだが、
よくやるものだ」
「…………」
「しかし眠らない個体か……本当に、実に興味深いよ」
「何を言いたい?」
押し殺した声で問いかけられ、
駈は軽く口の端を吊り上げて笑ってから言った。
「果たして『それ』は、生き物と言えるのかね。
ふとそんなことを思ってね」
圭が、閉じていた目を見開いた。
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