過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:57:26.71 ID:6Wpsnxgd0
彼女の疲労は、当然のことだった。
睡眠は動物が体と精神を休めるのに必要なことだ。
いわば『必須』の昨日だといえる。
圭は、絆が眠っている時は彼の隣のベッドで
横になるように習慣づけをしたが、
それで体の疲労は取れても、
蓄積された精神の疲労までは取れない。
疲れたようにため息をついた圭に、
熱心にモノポリーのルール説明をしていた
霧が口を止め、彼女を見た。
「どうかしましたか? 疲れましたか?」
伺うように問いかけられ、圭は物憂げに
息を吐いてから言った。
「いえ……特には……」
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