過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/06(金) 19:40:56.71 ID:tCTVvjTx0
ミサイルの一斉射撃を受けて、
死星獣の体がバラバラに飛び散っていた。
コアもだ。
それらが強い金色に輝き、アメーバのように蠢きながら、
ゲル状とは思えないほどの俊敏な動きで集まっていく。
上空には、ブレードを構えた戦劫王の姿があった。
ミサイルを切り飛ばしたらしい。
ブレードの刃が、爆発の衝撃を受けたのか
ボロボロになっている。
蠢きながら一つに集まった八十六体の死星獣は、
小山のように盛り上がった。
そしてニュル、と形を変えて立ち上がる。
……全長百メートルを超える、巨人だった。
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