過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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484:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/09(月) 17:21:44.62 ID:KsGx2YfE0
「…………これで五人かぁ」

小さな彼女の呟きに、
ビクッ、として絆は顔を上げた。

雪は、困ったように笑うと、絆に言った。

「次は、私かな?」

「お前……」

「絆、お願いがあるの」

雪はそう言って、絆の顔に見えない目を向けた。

「霧ちゃんは助けてあげて。
もう、あの子を使わないで」

「どうして……?」

掠れた声で問い返した絆に、雪は小さな声で続けた。


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