過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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524:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/12(木) 18:28:18.91 ID:Y7PtevAY0
純はまだしばらく、釈然としなさそうに
俯いていたが、やがて小さく頷くと立ち上がった。

圭のように四肢のどこかが
欠損しているというわけではない。

仕様書を読む限りでは、眠らない不具合も
継承しているようだが、
まさにパーフェクトなバーリェであると言えた。

言えたが、絆は同時に純を見て、
猛烈な不安を感じてもいた。

圭の時には感じなかった不安だ。

この子の存在は、確実に「あってはならない」ものだ。

人間が到達していい水準を遥かに超えている。

それが果たして、自分達にプラスになるのか、
マイナスになるのか分からなかったのだった。


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