過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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637:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/21(土) 21:40:37.53 ID:+IntTbT/0
意外にも駈に心配され、絆は苦笑してそれに答えた。

「……あんたに心配されるとはな。
もうじきこの飛空艇も乱気流に突入するらしい」

「それだけの口がきければ問題はない」

駈はそう言って壁に寄りかかると、
看護師の一人が差し出した
カルテを受け取って目を通した。

「……君のオペは私が行った。
意外に思うかもしれないが、私は医師の免許も持っていてね。
施術は完璧に終わったつもりだったのだが、
君の体力が保つかどうかは一種の賭けだった」

「そうだったのか……感謝する」

軽く頭を下げた絆は、鼻に刺さっているチューブを
手にとって引き抜こうとし、
慌てて看護師達にそれを止められた。


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