過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/22(木) 20:27:10.84 ID:sON2xcHy0
「どうしてそれを俺に言う?
黙っていればいいじゃないか」
自嘲的なその問いに、渚は俯いて呟きを返した。
「……とめて欲しいんです。あなたに」
「何を?」
「エフェッサーを……軍を。全ての、虐殺を行う
人間達を……そして虐殺をさせられそうになっている、
バーリェ達を……」
言い淀んで、渚は服の裾を強く握り締めた。
「……とめて、欲しいんです……」
繰り返して、彼女は口をつぐんだ。
絆は松葉杖を鳴らして彼女に近づくと、言った。
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