過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:45:48.56 ID:+IntTbT/0
「自分を卑下するのは、圭の影響か?
似てるな……俺はあの子にも言った。
『生きろ』って。それを守ってもらう。
一度した約束は絶対だ」
「…………」
「もうくだらない理由で、
お前達が死ぬのを見たくないんだよ……」
黙り込んだ純に渚が近づいて、
その肩にブランケットをかける。
「少し休んでこい。俺は、本部局長と
話すことがある。渚さんも、休んでくれ」
「分かりました」
渚が頷いて純を促す。
純が俯いたまま本を手にとって立ち上がった。
奥の寝室に彼女達が入っていったのを見て、
絆は息をついた。
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