過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/24(火) 21:45:55.77 ID:2BLGZ8KQ0
駈はコーヒーの缶を手にとって軽く振りながら、
絆のことを見ずに続けた。
「……私は不可能だと思うがね。
君は死んでもおかしくない程の怪我をした。
生き死にの境目にいたとも言える。
生命力の図太さは認めるが、君の体は既に限界だ。
それは、医師として私が保障しよう。
自信を持って言える」
「…………」
「しかし、君の存在が、ただ座っているだけでも
バーリェ達の精神波の安定に繋がることは、
状況証拠で既に実証されている。
戦力は多いに越したことはない。
強大な戦力であればあるほどだ。
君は、バーリェ達と共に戦う気があるのか?」
「…………」
絆は数秒間押し黙った後、口を開いた。
「……勿論だ。俺は、次の戦闘にも出撃をする」
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