過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/25(水) 17:49:04.18 ID:JyuEt+7B0
凄まじい衝撃が大恒王を襲う。
絆はコクピットの中で激しく揺さぶられながら、
力なく崩れ落ちたバーリェ三人のことを見て、
慌てて手を伸ばそうとし。
そこで大恒王が前方に倒れこみ、
シートに体が叩きつけられた。
意識が飛ぶ。
麻酔が切れたのか、体を鋭い激痛が襲っていた。
絆はカハッ、と血の混じった唾を吐き出し、
必死に操縦桿を握った。
ポツリ、ポツリと雨が降ってきた。
それは次第に強さを増し、そして数秒後、
雷を伴った豪雨になった。
「エネルギーノラインガ全テ切断サレマシタ。
大恒王ハ、全システムを停止イタシマス」
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