過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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744:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/27(金) 18:42:51.06 ID:pjq4rUFZ0
異形のAADはしばらく歪む空間に
抵抗していたが、
やがて渦に巻き込まれて小さく
圧縮され潰れ始めた。

絆の目に、コクピット内で絃が、
諦めたように操縦桿から手を離すのが見えた。

一瞬後、絃ごと戦劫王が
ビー玉程の大きさに圧縮され、そして消える。

光が収まった。

パラパラと白い灰が降ってきていた。

まるで「雪」のように。

バーリェの少女は、絆の体にぐったりと
寄りかかると、手を伸ばして彼に触れた。

「ああ……」

小さな声で雪は呟いた。

「みんながいる……」


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