過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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745
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:43:22.56 ID:pjq4rUFZ0
そして彼女は、ぐったりと脱力した。
絆は、だいぶ長い間雪を抱いていた。
灰が体に降り積もっても、尚雪を抱いていた。
以下略
746
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:43:58.67 ID:pjq4rUFZ0
「帰ったら……みんながいるんだ。
みんな、帰りを待っててくれるんだ。
だから……一緒に帰ろう。家に」
「…………」
以下略
747
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:44:37.20 ID:pjq4rUFZ0
亡骸をそっと地面に置いたところで、
体中の力が抜けた。
泥水の中にうつぶせに倒れこむ。
以下略
748
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:45:06.10 ID:pjq4rUFZ0
そこに飛び込むことも出来た。
出来たが、それは適わないことだった。
俺はここで死ぬ。
以下略
749
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:45:45.40 ID:pjq4rUFZ0
*
「絆特務官様、どうかされましたか?」
問いかけられ、絆は顔を上げた。
以下略
750
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:46:15.82 ID:pjq4rUFZ0
絆は、しかしギプスがとれた腕で
頭を掻いて肩をすくめてみせた。
そして操縦桿を握って言う。
以下略
751
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:46:47.71 ID:pjq4rUFZ0
フォロントンでの戦いから、
すでに半年が経過していた。
体の怪我は殆どが完治していた。
以下略
752
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:47:23.37 ID:pjq4rUFZ0
空を飛ぶ大恒王が、雲を抜けて青空の真下に出る。
『絆特務官、お体の調子はどうですか?』
通信が入り、椿の顔が映し出された。
以下略
753
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:47:54.39 ID:pjq4rUFZ0
「ああ……そうだな」
小さく呟く。
一連の大恒王の戦果により、
以下略
754
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:48:29.23 ID:pjq4rUFZ0
「あ……な、何をなさるんですか!」
慌てて立ち上がろうとした渚に、
絆はハッチをボタンで閉めてから言った。
以下略
755
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:48:56.34 ID:pjq4rUFZ0
ならば。
ならば俺は。
戦ってやるさ。
以下略
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