過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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9:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:00:54.26 ID:WAbTKaZT0
「どうした? 寝ないのか?」

絆に聞かれ、霧はしばらく言い淀んだ後、
意を決したように彼に言った。

「マスター……お話があります」

「ん? 何だ?」

椅子に腰掛けて、彼女と同じ目線になる。

霧は自分の胸を手でさして、続けた。

「私のことについてです。マスターが、おそらく
ご存知ないことを、お話しようと思うんです」

「……俺が知らないこと? お前が、死星獣と
雪のハーフだってことか?」

さらりと口に出すと、霧は途端に苦しそうな顔になった。


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