876: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/09(水) 01:34:12.42 ID:oOP1CItwo
魔王「うっ……」
──オロロ。
877: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/09(水) 01:36:27.99 ID:oOP1CItwo
亀爺「──────」
低い、声にならない声を亀爺が発した。
甲羅が紫色に発光し、文様が浮かび上がってくる。
878: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/09(水) 01:37:14.34 ID:oOP1CItwo
亀爺「……?」
首を傾げる亀爺。
ちょっと。
879: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/09(水) 01:38:15.42 ID:oOP1CItwo
亀爺「わかりませんなあ……」
魔王「……」
880: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/09(水) 01:38:48.02 ID:oOP1CItwo
亀爺「姫しゃま……お顔の色が優れませんなあ……」
そりゃあ、体調が悪いんだから顔色が良いはずないよ。
きっと鏡を見たら相当酷い顔をしているんだと思う。
881: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/09(水) 01:39:40.24 ID:oOP1CItwo
未だに止まらぬ吐き気を抑え、亀爺と会話する。
呪いもなにも、わたしは最初から“風邪”だと思っていたんだ。
それをガーゴイルの石頭が勘違いするから、亀爺が出張る羽目になった。
882: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/09(水) 01:40:37.11 ID:oOP1CItwo
亀爺「姫しゃま……」
心配そうに声をかけてくれる気持ちはありがたい。
ありがたいんだけど、亀爺の仕事は終わった。
883: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/09(水) 01:41:32.92 ID:oOP1CItwo
亀爺「ひい……」
魔王「……」
884: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/09(水) 01:42:18.16 ID:oOP1CItwo
亀爺「ふうふう」
魔王「……」
885: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/09(水) 01:42:49.81 ID:oOP1CItwo
──もう、いい。
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