過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/03/26(月) 21:43:00.66 ID:esq9dg8G0
「……そういうこと、だったのね」
魔法少女と魔女。そしてその願いと魔法。
真実を知りえる立場にあれば、少し調べるだけでその関係を見出すことはできた。
だからこそマミは、既に契約と願いによって生まれる魔法少女と
魔法を使った末に訪れる魔女化という末路を既に知っていた。
そしてその方法が、他の魔法少女達を救う術にはなりえないことを知り、少しだけ落胆もしていた。
「それじゃあ杏子は、貴女に生き返って欲しいと。そう願ったのね」
「それが……ちょっと、違うんですよね。あれは……そう、魂の再構成だって。キュゥべえが言ってました。
それで、身体から離れちゃったあたしの魂を作り直して、身体に戻したんだって」
「魂の、再構成……そう、そういうことなのね」
さやかの言葉を聞いて、なにやら納得するかのように、マミは小さく声を漏らして。
そして、再び問いかけた。
「……さやか。例えばもし貴女が、杏子と同じ立場だったとしたら。
貴女は、杏子だけを助けることを望むかしら」
「マミさん?……え、っと。そりゃあ、あたしだったら皆助かって欲しいって思いますよ。
当然でしょ。皆、あたしの大事な仲間だったんだから」
質問の意図を掴みきれずに、戸惑いがちに答えを返したさやかに。
マミは、小さく笑ってこう言った。
「きっと、杏子も同じだったんだと思うわ。だから、私もこうして生きているんだと思う」
「っ。マミさん、それって……」
驚いたように息を呑むさやかに、マミは続けて言葉を告げる。
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