過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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272: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/21(土) 23:38:18.98 ID:3ouGBt/E0
「……織莉子」

そんな様子を見て、ちょっとしょんぼりしてしまったキリカだった。
そんなキリカの首根っこを引っつかむかのように、杏子の声が飛ぶのだった。

「お前は前衛、あたしは殿。あたしらが頑張れば、織莉子もまどかも守れるさ。
 それともあんたは、始終織莉子を独占してなきゃ気がすまないってかい?それじゃ、まるで子供だな」

そう言って、杏子はからかうように笑った。

「だれが子供だっ!……見ているといい、織莉子もまどかも、ばっちり私が守ってやるさ。
 だからキミも、つまらないミスで勝手に死んでくれるなよ」

少しふてくされながら、それでもそんな自分に少なからず恥じ入るところはあったのか。
幾分か落ち着いた様子で、キリカもそう答えるのだった。

「へっ、言ってくれるね。……その調子なら、まあ心配はいらないだろうな。
 ここまで来たんだ。最後まで生き延びて、見届けようぜ、キリカ」

「言われなくともそのつもりさ。私はこんなところで潰えるつもりは無い」

しばしの沈黙、互いに機首をつき合わせて睨みあい。

「……へっ」

「……くす」

そして、どちらとも無く小さく笑った。

「さあ、蹴散らしてあげよう。私達の道を塞ぐ不届き物は、みんな纏めて微塵切りだっ!!」

「あたしの前を通りたけりゃあ通してやるよ。ただし、五体満足に通して貰えると思うなよっ!!」

二人は同時に咆哮し、そして4機のR戦闘機は希望への脱出を開始した。


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