過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/25(水) 00:32:42.96 ID:ypcOXIzO0
「……まどか」
涙が零れてしまいそうだった。胸がいっぱいだった。
涙を零す瞳など無いのに、視界は何かで揺らいでいた。
ずっと一人で辛かった、誰かに一緒にいて欲しかった。
この辛さを、生きる事、戦う事の苦痛を分かち合える、仲間が欲しかった。
それが最高の形で叶った喜びが、スゥの胸中を埋め尽くしていた。
「行こう、今ここで、全てを終わらせようよ!」
そんなスゥに、まどかは力強くも優しく促した。
どこか笑ってもいるような、そんなまどかの姿に導かれるようにして。
「行こう、まどか。これで終わりにするんだ。今度こそっ!」
スゥもまた、力強く決意の言葉を放ち、そして。
「もう一度だけ力を貸して。ラストダンサー……いいえ」
僅かな、ほんの僅かな沈黙の後に。
「――グランドフィナーレっ!!」
それは、まさしく終焉を告げるもの。
人とバイドの戦いの歴史に終止符を討つもの。
その終わりの姿の望むべき形が、そのまま機体の名前となった。
そう、願わくば最高の大団円を……と。
そして今、誰一人知らぬこの次元の彼方で。
人類の未来を賭けた、最後の最大の戦いが、始まろうとしていた。
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