過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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331: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/29(日) 00:28:50.87 ID:SbSAdX8/0
「って!このままじゃあ私達、あいつ突っ込んじゃうってこと!?」

「そうなるわ。……このままじゃ、良くて相打ちじゃない」

そんな事実は認められない。認めていいはずがない。
それでもグランドフィナーレは敵と認めたバイドへと機首を向け、自身を波動砲と化して突き進む。
機体の制御は失われている。そしてまどかの防御も健在。
結果として何一つグランドフィナーレを阻むものはなく、最後の時を迎えようとしていた。

「そんなこと……させないっ!!」

そして、まどかはそれを拒んだ。
光が弾け、グランドフィナーレの姿が消える。
次の瞬間には、再び離れた場所へとその姿が出現していた。
だが、しかし。再びグランドフィナーレは敵を認めて突き進む。
このままでは同じことの繰り返しである。

「くっ……スゥちゃん、お願いっ!」

まどかの力では、訪れる最後を引き伸ばすことしかできない。
だからまどかはスゥを頼った。きっとどうにかしてくれると、そう信じていたから。

「ええ、やってみるわ」

そしてスゥは、全人類の、そしてまどかだけの英雄は、その言葉に答えた。

「これがわたしの魔法なら……もう一度、わたしに力を貸してっ!
 あいつを倒す為の力を、まどかと一緒に生きていく為の、力をっ!!」

強い意志を込めて願う。その願いは、意志は、再び彼女の魔法を発現させた。
その魔法が導くのは、進化。窮地を好機に変え、困難を乗り越える為の、力。


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