過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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332: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/29(日) 00:29:17.32 ID:SbSAdX8/0
まどかの魔法が輝くグランドフィナーレに、更なる光が加わった。
それは黒く艶のある輝きで、グランドフィナーレを包み込む。
それは闇にも似た光。そんな漆黒の繭の中で、グランドフィナーレは更なる進化を遂げていく。
その身が宿した膨大なエネルギーを、暴走しているプログラムを。
全てを飲み込み、あるべき形へと進化していく。

そしてついに漆黒の繭が割け、新たなる力を得たグランドフィナーレがその姿を現した。

「……やはり、消耗が激しい」

その機体の中で、スゥは苦々しく呟いた。
進化を促す魔法。それはやはり、スゥにとっては大きな負担となっていた。
二度の魔法の行使の後、そのソウルジェムには多量の穢れが溜め込まれてしまった。
恐らく、これ以上魔法を行使することはできない。
これで決めるしかない。

「すぅ………うんっ!」

ゆっくりと息を吸い、何かを自分の中に取り込んでいく。
そして、スゥは覚悟を決めた。

「これで本当に、最後の最後。……まどか、一緒に飛ぼう!」

再びその手は差し伸べられて、まどかはその手を強く握った。

「うん、一緒に世界を救おうよ、スゥちゃんっ!」

そして、グランドフィナーレは動き出す。


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