過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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457: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/05/19(土) 21:22:50.64 ID:HIbkqNWz0
ちょいと遅れましたが投下しましょうか。


458: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:23:42.65 ID:HIbkqNWz0





以下略



459: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:24:37.74 ID:HIbkqNWz0
「奴らの追撃に失敗し、あまつさえ木星圏の突破を許すとは、貴様は一体何をやっているのだっ!!」

怒気を孕んだ男の声が、その部屋を揺るがした。
そこは艦内の会議室。並び立つ立体映像に囲まれて、一人の男が憮然とした表情で立っていた。

以下略



460: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:26:12.38 ID:HIbkqNWz0
「確かに部隊は急造かも知れん、だが貴官に預けたのは無人兵器のみの部隊だ
 兵の錬度や士気は影響することはなかったと思うのだが?」

また一つ、今度はどこか冷たい印象も受ける女の声。
彼女は無人兵器の開発、配備を推進する派閥の者であり、部隊としての錬度や士気によらず
以下略



461: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:27:36.24 ID:HIbkqNWz0
話は第二次バイド討伐艦隊の帰還へと遡る。
跳躍空間において、オージザプトム、ファインモーションの二大A急バイドとの激戦を乗り越えた
第二次バイド討伐艦隊ではあったが、その被害は甚大であった。
艦隊の二割が大破、残りの艦隊も大なり小なりの損傷を負い、戦闘に耐えうるものは半数程度しか残っていなかった。

以下略



462: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:28:19.81 ID:HIbkqNWz0
だが、呆れ帰るほどの死闘と苦難の果てに帰還を果たした九条に待ち受けていた運命は
不当なほどに過酷なものであった。

太陽系の各惑星において、歓声を受けながら凱旋を果たした第二次バイド討伐艦隊は
火星へと到達した時点で解散され、それぞれの軍務へと戻ることとなった。
以下略



463: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:28:57.69 ID:HIbkqNWz0
九条とて曲がりなりにも英雄である。
彼を投獄することを決めた彼らでさえ、その実力にはひとかどの評価を向けていた。
だからこそ獄中の九条を引きずり出し、恩赦と軍への復帰を引き換えに魔法少女隊の追撃の任を任せたのであった。
彼らは、九条がかつてグリトニルにて魔法少女隊を率いていた事実を知らなかった。
だからこそそれを任せえたのだろう。そして、九条をそれに応じた。
以下略



464: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:29:49.14 ID:HIbkqNWz0
「無人兵器を信用しないわけではありませんが、連中の相手には役不足。
 もし本当に連中をどうにかしたいと思うのなら、同じく熟練の戦士が必要となるでしょう」

批難するように九条を睨みつける、無数の立体映像の視線。
それを相変わらずどこか憮然とした表情で受け止め、九条は言葉を続けた。
以下略



465: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:30:32.30 ID:HIbkqNWz0
恙無く自らの主張を終え、九条はどこか胸を張って地球連合軍司令部からの返答を待っていた。
その返答はしばしもたらされることはなく、どうやら相当に議論は紛糾していたことが見て取れた。

「……本当に、できるのかね?」

以下略



466: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:31:04.82 ID:HIbkqNWz0
「どうでした、お偉いさんの様子は?」

会議室を出たところで、まるで待ち伏せしていたかのようにガザロフが呼びかけた。
九条が復帰の際に降格を食らい、彼女自身は変わらなかったこともあり、二人の階級は随分と近いものとなっていた。
そんな彼女だけは、九条のたっての頼みによって今回の追撃艦隊にも召集されていた。
以下略



467: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:31:32.89 ID:HIbkqNWz0
「久しぶりだな、諸君」

そして九条は、並び立つ艦隊へ向けて感慨深げにそう呼びかけた。
それに答える者達も、懐かしげに。そして感慨深げに口々に言葉を返した。

以下略



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