過去ログ - ペルソナっぽい悪魔設定のシェアワでお話を書いてみたい人集まれ
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126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/10(木) 17:59:06.31 ID:wnylMJ4Jo
すみません、書く前にもう一つ、>>1がまだいればお聞きしたい

イヴィルベリルは持ち主が死亡した場合どうなります?
もし"世界の外側"に戻らないならば、珍しいイヴィルベリル狙いの悪魔憑き狩りとか書けるんですけれど

以下略



127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/11(金) 19:54:47.22 ID:6LYAOevjo
返事はもらえませんでしたが、とりあえず投下してみます
すみませんが今日から五日ほど場所をお借りします


128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/11(金) 19:55:18.07 ID:6LYAOevjo

 目に入るのは火の海ばかりだった。
 まばゆい光の舌がボロアパートのあちこちを舐め回し、端から劣化させていく。
 ボロボロと崩れる木材。質量を持った熱波。どこからとなく聞こえる悲鳴と怒声。その中にあって、彼女は炎に侵されることなくそこにいた。
 へたり込み、炎に衣服を跡形もなく燃やされながら、涙をあふれるままにさせていた。
以下略



129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/11(金) 19:56:29.49 ID:6LYAOevjo

 夢が終わり、目が覚めた。ホテルのカーテンの隙間から、朝の日差しが瞼越しに眼球を焼いていたようだ。
 身体が熱を感じなくなって久しいが、それでも不快であることに違いはなかった。

(また……あの夢)
以下略



130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/11(金) 19:59:25.14 ID:6LYAOevjo

 都心の裏路地にある扉の一つを開けると、ドアベルがきらきらと音を立てた。
 中は待合室のような設えになってはいるが、どう見ても狭すぎた。

「奥に来い」
以下略



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/11(金) 20:00:35.42 ID:6LYAOevjo

 昼を過ぎ、少しばかり気温が上がったらしい。
 と言ってもぬくもりは感じないため、寒くはなくなった程度の事しか分からないが。
 書類にもう一度目を通しながら裏路地を行く。
 目は手元にいったままだったが、それでも気配には気付いていた。
以下略



132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/11(金) 20:03:27.58 ID:6LYAOevjo

 ナイフが届くのに一瞬にも満たなかった。
 突きだされたナイフがサラの腹部に突き刺さった。
 それで終わりだった。脾臓を貫き、後は絶命するだけだ。
 そのはずだった。
以下略



133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/11(金) 20:04:58.91 ID:6LYAOevjo
以上第一話でした
ちとハガレンぽくなった


134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/12(土) 12:40:54.78 ID:Py156TsDO
設定は良いし書く人来たのは期待できるな



135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/12(土) 20:46:42.58 ID:GzWJzT9Do
第二話を投下させていただきます


136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/12(土) 20:48:47.59 ID:GzWJzT9Do

 彼女が悪魔憑きを発症したのは四年前、十三歳の時だ。
 その頃彼女は安アパートの一室に、父親、そして弟と一緒に住んでいた。母親はその頃には既に亡くなっていた。
 サラはぼんやりと母の顔を思い出すことはできたが、弟は母の顔を知らない。そのことで彼はよく泣いた。なだめるのは一苦労だった。
 母親が死んでから、もともと悪かった父の素行はさらに悪くなった。
以下略



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