過去ログ - 阿良々木暦「怪異なんて、本当はいないのだから」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/03/27(火) 00:13:32.26 ID:0avADKRHo
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阿良々木月火、阿良々木暦の妹、阿良々木家の次女、ホトトギスの少女、そして・・・

「生まれた時から怪異の少女。怪異そのものの妹。
さあ、阿良々木君。これまでの話を踏まえて僕は君の話が聞きたいなあ。」

「・・・。『怪異なんて本当はいない』か」

「そうだよ。ここから先は、僕には想像するしかないのだけれど・・・」

「ああ、僕から話そう」

「うん、聞こうか」

隠していたわけではない。
それでも、僕の妹には秘密があるのだ。

ついにこの話を誰かにする時がきたか。
戦場ヶ原や、他の友達にはまだ言ってはいない、僕の秘密。僕の家族の秘密だ。

みんなには時期をみて話す予定だったが、他ならぬ忍野だ。
一足先に話したって良いと思えた。

僕の下の妹、月火ちゃんの事。


「月火ちゃんは僕の妹だ、火憐ちゃんの妹でもある。
しかし、彼女には『戸籍』が存在しない。
流産して、死んでしまった妹。生まれてこれなかった、僕の妹だ」

「・・・。」

大切な、僕の妹だ。


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