過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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244: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/05/21(月) 02:37:14.27 ID:OuKAohIbo

「ここで何をしている」

 声の相手は白いロングコートの男。
 魔女や魔獣とは対極に位置する存在。
 夕方に別れたばかりの魔戒騎士、冴島鋼牙だった。

「ふぇっ…………はぁあ〜〜」

 まどかは無様に尻餅をついたままにも拘らず、深々と息を吐き出した。
極度の緊張と、そこからの急激な解放で、完全に脱力してしまった。
 胸を押さえて深呼吸を繰り返し、暫くして立ちあがろうとするが、

「あ、あれ?」

 腰が抜けて立てない。
 それどころか、腕までもガクガクで力が入らない。 
 まどかが戸惑っていると、目の前に手が差し出された。

「立てるか?」

「あ、すみません……」

 広がっていたスカートの裾を押さえ、真赤に恥じらいながら手を取るまどか。
小柄な少女とはいえ、鋼牙はいとも容易く引き上げた。
 立ちあがったまどかは制服の汚れを払うと、改めて頭を下げる。

「あの、ありがとうございました」


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