過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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310: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/06/19(火) 02:12:03.81 ID:cA/hk6mBo

「違う! そんなはずない!」

 自分が酷く醜い存在に思えて、マミは千切れんばかりに首を振った。
 頭を両手で押さえても、頭痛は止むどころか激しさを増す。
 マミは直ちに考えるのを止めた。考えるほど自分が嫌で嫌で堪らなくなる。

 急がなくては。すぐに蓋をして、胸の奥深くに沈めて封印しなくては。
 己の中に、こんな醜い打算があるなんて信じたくなかった。
 こんなの、勇気なんて綺麗な言葉で飾ってはいけない。

 これは闇だ。
 目を背けたい、黒く淀んだ心の闇。
 即ち、陰我。

――これが、こんなものが、私の陰我なの……?



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