過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/06/19(火) 02:12:03.81 ID:cA/hk6mBo
「違う! そんなはずない!」
自分が酷く醜い存在に思えて、マミは千切れんばかりに首を振った。
頭を両手で押さえても、頭痛は止むどころか激しさを増す。
マミは直ちに考えるのを止めた。考えるほど自分が嫌で嫌で堪らなくなる。
急がなくては。すぐに蓋をして、胸の奥深くに沈めて封印しなくては。
己の中に、こんな醜い打算があるなんて信じたくなかった。
こんなの、勇気なんて綺麗な言葉で飾ってはいけない。
これは闇だ。
目を背けたい、黒く淀んだ心の闇。
即ち、陰我。
――これが、こんなものが、私の陰我なの……?
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