過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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492: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/08/07(火) 02:52:47.28 ID:fZ6/9zuSo

「マミちゃん、遅いわね」

「あ、はい。そうですね。そういえば、あたしまだマミさんから番号聞いてなくって。
夕木さんは?」

 命は無言で首を横に振った。
 連絡が取れないとなると、勝手に帰るのも悪い。マミも向かっているかもしれないし。
 さやかが空と時計を交互に見ていると、命が一言。

「帰りたい?」

 図星だった。
 見事に思考を言い当てられ、しどろもどろになる様を面白そうに眺め、

「仕方ないか。美樹さんも早く彼のお見舞いに行きたいもんね」

「えっと、その……」

 からかわれたさやかは、ますます混乱する。

「いいわよ、帰っても。マミちゃんが来たら、私から言っておくから」

「いいんですか? すみません」

 それでも命がそう言ってくれて助かった。マミには明日、まどかと改めて話せばいいだろう。
問題を先送りするようで、少々気が重かったが。
 まだ時間には余裕がある。さやかは食べかけのケーキに手を伸ばした。
流石に評判の店とあって、味もかなりのもの。
だから昨日は男性の一人客もいたのだろうか、などと割とどうでもいいことを考えながら。
 


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