過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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57: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/27(火) 02:47:01.67 ID:h7sEMOtHo
簡単で、そして心底意地の悪いトリックだ。
要するに――焼き鏝からは、熱など失われていたのだ。
裾をめくり上げ始める直前から、焼き鏝から熱を奪った。
本来ならば不可能な技ではあるが、そもそもサキュバスAの魔力を注入していたからであり、
その気になれば一瞬で冷却する事ができる。
それゆえ逆に極低温をまとわせたり、電流を流す事もできるのは言うまでもない。

サキュバスA「ふふ、引っかかりましたわね」

ワルキューレ「そ……んな……」

サキュバスA「貴女の心がちょっとだけ持ち堪えていれば気付いたかもしれないのに。あぁ、『情けない』わ」

ワルキューレ「嘘……!嘘だ……!!」

サキュバスA「本当よ。あと少し強気を保ってれば耐えられたのに。まるで未通女のような悲鳴を上げてしまって」

ワルキューレ「あ……あ、あぁ……」

サキュバスA「『やめてください』ですって?ボロボロ泣いてそんな言葉を絞り出して、そんなに怖かったかしら?」

ワルキューレ「っく……ぅ、うぅぅ……」

サキュバスA「挙句に、小便まで漏らして泣き叫んで。ねぇ、もう一度訊きますわ」

放たれる刃のような言葉に、ワルキューレはもはや憎まれ口さえ叩けない。
無防備な心を直撃し、大きく削り落としていくような「魔族」の言葉。
耳を塞ぐ事すら許されず、嬲られる事しかできない。


サキュバスA「……恥ずかしく、ないのかしら?」


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