過去ログ - 星空みゆき「ガンプラビルダーズ!」
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11:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:38:05.50 ID:9H8okBD00
「よぉ〜し・・・!」
ポッドに入ると、操縦席と操縦桿、そしてガンダムシリーズに登場するマスコットロボ『ハロ』が備え付けてある。みゆきは操縦席に座り、100円玉を手元の装置に入れる。
『ガンプラバトルにようこそ!硬貨投入口横にある挿入口に、エントリーカードを入れてください!』
映像の指示に従って、みゆきはエントリーカードを入れる。
『エントリーカードを確認しました!続いて、ハロの中にガンプラを入れてください!完了したらハロを閉じてください!』
パカ、とハロの口が開いた。このハロこそが、作ったガンプラをスキャンし、シミュレーションバトルでの愛機にしてくれる夢の箱『ガンプラスキャナー』なのだ。
みゆきはかばんから箱を出し、さらに箱を開ける。そこにはみゆきが丹精こめて作ったガンプラが横たわっていた。
「さあ、行こう!」
みゆきはガンプラをハロにの中に立たせ、ハロを閉じる。スキャンしている間、みゆきは操縦桿を握りながら操作方法を思い出していた。
「えっと、こっちが移動で、これで攻撃。武器切り替えはこのボタン。ブーストは・・・」
『スキャン完了!バトルの準備が整いました!他のビルダーの方が準備するまで待機してください』
「よし、体が覚えてる」
一旦操縦桿から手を離し、みゆきは大きく深呼吸した。画面には自分のガンプラの評価が表示されている。
ガンプラの出来は、ガンプラバトルの勝因を大きく作用する。素材合成、間接可動性、間接保持力、工作精度、表面処理精度、塗装・印字精度の6項目が10段階評価でパラメータ表記される。もちろん高ければ高いほどバトルを有利に進めることが出来る。だが、戦い方次第ではそれが無に帰することもある。
みゆきは自分のガンプラのスペックを確認し、もう一度深呼吸する。
「大丈夫、落ち着いて私・・・」
操縦桿を握り直す。それと同時に、画面が格納庫の映像に切り替わった。いよいよ出撃だ。
『機体の整備はばっちりだ!生きて帰って来いよ!』
『機動戦士ガンダム00』の登場する整備士、イアン・ヴァスティがみゆきに向けてサムズアップした。ガンプラビルダー達の気分を盛り上げるプログラムだが、思わずみゆきもサムズアップで返した。
『進路クリア!発進、どうぞ!!』
「ミユキ・ホシゾラ!ガンダムアストレア、行きまーす!」
ピンク色に塗り分けられた、ガンダムアストレアが戦場へと出撃した。
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