過去ログ - 朋也「ヴァイオリンの音色……?珍しいな……」
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155: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 19:44:45.39 ID:cZmeGaaU0
杏「……あんた、すごく楽しそうにしてたから……」
朋也「ああ、まぁな。でも、下級生と遊んでたなんて、あんまり知られたくないぞ、俺は」
杏「別に言いふらすつもりは無いわよ。あんたに言いたいのは、ひとつだけよ」
朋也「なんだよ?」
杏「あの、合唱部の部長、いるじゃない?あの子、たぶんあんたのことを一番身近に感じているわ。同じ境遇に立たされた者同士、だからかしらね」
以下略



156: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 19:46:39.30 ID:cZmeGaaU0
朋也「あのなぁ……。俺が言うのもあれかもしれないけどな、授業はちゃんとでたほうがいいぞ?特におまえ、クラス委員だろうが」
杏「クラス委員は関係ないでしょ?それに、そんなにくだらない話でもないじゃない」
朋也「別に授業をサボってまでする話でもないだろ」
杏「あたしにとっては大事な話なのよ」
朋也「……そう心配するな。俺は、気まぐれであいつらから離れたりしねぇよ。あいつの行き着く先を見るのが、今の俺の目標だしな」
以下略



157: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 19:50:10.76 ID:cZmeGaaU0
四時間目の授業が終わると、すぐに食堂へと向かう。

朋也(さすがに毎日のようにあの喧騒の中に飛び込んでいくのはごめんだからな……。あ、そうだ)

野暮用を思い出し、春原の席に近づく。
以下略



158: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 19:51:42.36 ID:cZmeGaaU0
すっかり慣れてしまった合唱部の部室。そのドアを開け、中に入る。

朋也「おまえらは、本当に仲いいよな」

いつもと変わらず楽しそうに話している仁科たちを見て、心底そう思う。
以下略



159: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 19:55:39.01 ID:cZmeGaaU0
原田「仁科のお弁当って、すごくおいしいんですよ!ちょっとびっくりしちゃった」
朋也「そうなのか。俺もちょっと食ってみたかったな」
仁科「岡崎さんがもう少し早く来ていれば、残っていたんですけどね」
杉坂「りえちゃん、今度から岡崎さんの分も作ってきてあげればいいじゃん」
仁科「えっ?私が?」
以下略



160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/06(金) 19:56:14.79 ID:hJZWC/tIO
杉坂さんはアニメ版、仁科さんは漫画版だよな


161: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 19:57:56.85 ID:cZmeGaaU0


午後の授業、HRと終わり、放課後になる。

朋也(最近は、春原の相手もあんまりしてやれていないな……)
以下略



162: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 19:59:26.37 ID:cZmeGaaU0
朋也「……っ!仁科っ!」


163: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:00:50.97 ID:cZmeGaaU0
思わず、その名を呼んでしまった。

仁科「……っ!岡崎さん……」

びくっとして、俺の方を見る仁科。何かに怯えるような、そんな顔をしていた。
以下略



164: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:03:26.22 ID:cZmeGaaU0
仁科「………………。すみません、岡崎さん……」

ようやく落ち着いたのか、仁科から話しかけてくる。

朋也「別に謝る事じゃない。それより、さっきはなにをしようとしてたんだよ」
以下略



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