過去ログ - 朋也「ヴァイオリンの音色……?珍しいな……」
1- 20
8:
2012/03/30(金) 20:10:13.62 ID:S2fDDXur0
その日の放課後。ふと気が向いた俺は、この前の空き教室に足を向けていた。

朋也(仁科のヴァイオリンの演奏、また聴きに行くか…………)

なぜそういう思考が思い浮かんだのか、自分自身不思議だった。今まで、誰かと積極的に関わろうとしなかったのに。
空き教室の近くまで行っても、ヴァイオリンの音色は聴こえてこなかった。今日はいないのだろうか……。そう思いながら、そのドアを開ける。
中には、昨日と同じように仁科と杉坂がいた。ただ違うのは、ヴァイオリンは手には持っておらず、机の上に置いてあるだけだった。

朋也「よぅ」
仁科「あ、岡崎さん。また、私の演奏を聴きに来てくれたんですか?」
朋也「ああ。迷惑じゃなければ、また聴きたいんだけど。いいか?」

俺がそういうと、仁科は笑って承諾してくれた。

仁科「もちろんです」

嬉しそうな顔をしながら、ヴァイオリンを手に持つ。

杉坂「りえちゃん……大丈夫?」

杉坂は俺のほうをチラッと見た後、心配気味に仁科にそう聞いた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
270Res/196.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice