17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/04/01(日) 21:14:16.49 ID:+0U2J8wAO
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:29:35.42 ID:REiU83pN0
 紗江「すっごいね。先輩の泳ぎって、そんなに速いんだ」 
  
 逢「全国レベルになると、もう想像もつかないような数字が並ぶので、やっぱり……憧れますね」 
  
 紗江「いいなぁ。私は全然泳げないから……」 
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:31:50.85 ID:REiU83pN0
 ――迫りくる太い腕。 
  
 ――その腕は、人のものではない。 
  
 ――異形の姿が、私の目に入り込んだ。 
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:34:45.03 ID:REiU83pN0
 純一「トライアルDか。……そこの二人は今すぐ逃げろ。死ぬぞ」 
  
 紗江「へ、そ、その……」 
  
 逢「あ……」 
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:36:12.93 ID:REiU83pN0
 純一(ギャレン)「はぁー……たぁ!」 
  
 トライアルD「ギッ!」 
  
 純一(ギャレン)「たぁ!」 
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:39:18.82 ID:REiU83pN0
 ――わたしの知らないところで、家族全員が死んだ、と聞いた時、わたしの心に生まれたのは、ほんの少しの安堵と、果てない絶望の混沌であった。 
  
 ――家族が死んだ。母も、姉も、そして父も。わたしを縛るものは何もない。 
  
 ――そう、そのはず、だ……。 
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:43:51.89 ID:REiU83pN0
 ――全てを受け入れようと、自分の中で決意した時、その奇声は聞こえた。 
  
 ――化け物、人の姿のシルエットを持ちながらも、人からかけ離れた不気味な存在。 
  
 ――なんでだろう、わたしには、その姿は自分の心に見えた。 
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:52:15.41 ID:REiU83pN0
 ――そうか、これは天罰なのかもしれない。 
  
 ――誰が目論んだのだろう、もしかすれば、父さんなのかもしれない。 
  
 ――裏に潜む、醜い自分。それに嫌気がさしたのか。 
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 22:00:19.54 ID:REiU83pN0
 梅原(ブレイド)「まさかクラスメイトまで襲われるとは……まぁ、かかってこいや!」 
  
 トライアルD「ギィーーー!!」 
  
 ビリビリ!! 
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 22:04:04.99 ID:REiU83pN0
 ――自分でも自覚があるくらい、私は好奇心の塊だ。 
  
 ――動物のように色んな場所に突っ込んでは、よく飼い主……もとい、ひびきちゃんに怒られてしまう。 
  
 ――今日も、もしかしたらとんでもないことをしでかしてしまったようで…… 
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