3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 19:21:44.63 ID:REiU83pN0
 きゃあーーーーーーー!!! 
  
 純一「……? 今の声……み、や?」 
  
 パァァァン!! 
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2012/04/01(日) 19:23:08.68 ID:REiU83pN0
 ???「――いち、純一」 
  
 純一「……うぅ……」 
  
 ???「あ、やっと起きた。……大丈夫? ずいぶんとうなされてたようだけど……」 
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2012/04/01(日) 19:25:04.06 ID:REiU83pN0
 純一「……ごちそうさまでした」 
  
 梨佳「おそまつさまでした」 
  
 梨穂子「じゃあ、そろそろ学校行こうか?」 
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2012/04/01(日) 19:42:33.82 ID:REiU83pN0
 純一「……冬、か」 
  
 ――学校に向かう男女の人だかり。 
  
 ――今は久遠と錯覚する平穏が流れている。 
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2012/04/01(日) 19:44:03.02 ID:REiU83pN0
 梅原「まーたしけた顔して、なんだ? 人肌でも恋しくなったか?」 
  
 純一「……知らん」 
  
 路美雄「あれ? 桜井先輩とは一緒じゃないんですか?」 
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2012/04/01(日) 19:47:11.46 ID:REiU83pN0
 純一「(創設祭、か……)」 
  
 ――輝日東高校の一大行事、創設祭。 
  
 ――毎年クリスマスに行われるそれは、男女ともに大きな意味を持つ。 
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2012/04/01(日) 19:58:34.22 ID:REiU83pN0
 薫「あー、だめだ。どうも勉強の調子がつかめん」 
  
 純一「集中しろ、としかいえん」 
  
 薫「なによー。高校になって急に頭がよくなった貴方とは色々とちがうのよー!」 
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2012/04/01(日) 20:01:14.88 ID:REiU83pN0
 ひびき「はるか。だから――」 
  
 はるか「ちょぴーとだけだから!」 
  
 純一「……俺に興味、ですか? 随分と物好きなんですね、先輩」 
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 20:03:48.07 ID:REiU83pN0
 薫「……行こう、純一」 
  
 純一「……」タン、タン、タン…… 
  
 はるか「え、ちょっと――」 
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2012/04/01(日) 20:06:30.63 ID:REiU83pN0
 薫「まったく、あの先輩もデリカシーがなさすぎじゃない?」 
  
 純一「事情を知らない人にとっては、気になるのは自然の摂理だろ。それに……このキズを、俺は忘れるわけにはいかないんだ」 
  
 薫「……でも、あの時はしょうがなかったんだよ。今とちがって、純一は……」 
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