過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
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◆/5mmo/htMU
[saga]
2012/04/06(金) 23:04:28.19 ID:/lOoac1x0
「ソノ娘を見かケタ時は、イツモ月夜ハ上空から見守っていたノダ。面ト向かっテ和解する事はマダ難しそうダガ、月夜ハ
心優シイ娘だ。イツカきっと仲直りするダロウ。ダから結よ、心配スルでない」
ウルカヌスさんはそう言って、ボクの肩をぽんぽんと叩いた。
「すみません。月夜をよろしくお願いします。今日は本当に助かりました」
「ウム。気にスルナ。月夜ノ事ハ任せテおけ。サテまるす……」
突然名前を呼ばれたマルスはびくりと肩を震わせる。
「貴様ヲここデ叱リ飛ばスのハ容易イが、私ガ怒っタ所デあまり怖クはナイだろう。そこで今回の失態ニついてハ、
でぃあなニ報告シテおく。シッカり反省するヨウに」
『姐様っ!!それだけはご勘弁を……っ!!いくらでもお叱りを受けますから、どうかディアナ姐様にはご内密に……っ!!』
マルスが必死に懇願する。しかしウルカヌスさんはそんなマルスを冷笑すると、
「モウ遅い。実は既ニでぃあなニは連絡済ミだ。腹ヲ括レ」
「ルナ、早く帰るのですね」
絶望した様子でがっくり膝をつく(おそらくそんな感じだと思う)マルスを残して、ウルカヌスさんと月夜は再び空を
飛んで帰って行った。何でもある程度の高さになると、そう簡単に気付かれないらしい。まあ普通、敷物に乗った人間
が空を飛んでいるなんて思わないよね。ゆっくり飛んでいく2人を見送ると、
「さて、とりあえず警察に電話しようかな。………大丈夫マルス?」
『終わりだ……もうおしまいだ………』
「大丈夫だよ、ボクも一緒に怒られてあげるからさ、元気出してよ」
パトカーの到着を待ちながら、ボクはマルスをひたすら慰めていた。この時は全く思わなかった。まさかボクまで
怒られる事になるなんて………
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