過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
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◆/5mmo/htMU
[saga]
2012/04/07(土) 21:08:01.35 ID:AfM0/nRk0
「ま、まあ紅茶に関しては私がこれからも教えて差し上げるのですね。……ところでこのスコーンですが、今まで
無かったのに、どうして急に付けたのですか?」
気を取り直した月夜が質問する。桂馬君は殴られた頭をさすりながら、
「ちょっとした実験だ……。こういうサイドメニューがあっても良いんじゃないかと思ってな。まあ試してみてくれ」
月夜は物珍しそうにスコーンをひとつつまみ上げると、ふたつに割ってリスみたいに小さくかじった。そしてボクに
質問する。
「結、このスコーンはどこで購入したのですか?あまり上等なものとは思えませんが……」
「駅前のパン屋さ。バイトの子の強い希望で最近出来た新メニューらしいんだ。あまり高価なものではないけど、たまには
こういうのも面白いだろう?」
月夜はよく味わうようにしばらくもぐもぐしてから、
「ふむ。パン屋が作るスコーンなど、所詮この程度なのですね。カフェのメニューに加えるなら、もっと上等なものに
した方が良いと思うのですね」
と、辛口な評価を下した。おかしいなあ。さっき美生に聞いた時は、自信作だと言って胸を張っていたが。
「でも、このスコーンを作った人は、アフタヌーンティーについて多少の知識はあるようなのですね。高価な材料を使って
いないけど、、紅茶の邪魔をしないように計算して作られているようなのですね。お茶受けとしては及第点と
いうところでしょうか」
おお、珍しい。あの素直じゃない月夜が珍しく誉めてる。槍でも降ってくるんじゃないだろうな。ボク達もスコーンを
つまんでみる。なるほど確かに、もっと美味しいスコーンはいっぱいあるだろうけど、紅茶と一緒に食べるのには丁度良い
軽さと食感だった。
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