過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
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77:1 ◆/5mmo/htMU[saga]
2012/04/07(土) 21:21:23.73 ID:AfM0/nRk0


「そうか。森田はこちらの予想以上に手強かったな。保険をかけておいて良かったよ」

ボクの話を聞いて、桂馬君は冷や汗をかいていた。桂馬君の作戦では森田さんは今日聞いてくるはずだったのだが、
万が一何も聞いてこなかった時の為に、スコーンを渡していたらしい。3コしか渡せないので効果があるかどうかは賭け
だったのだが、どうやらボク達は賭けに勝ったようだ。

「森田本人の口からパン屋に向かうと言わせたんだ。もう作戦の成功は間違いないだろう。よく頑張ったな、結」

優しく褒めてくれる桂馬君と、横でもらい泣きしながら背中を撫でてくれる天理さんに囲まれて、ボクはまた泣いて
しまった。そこを桂馬君のお母様に見られて、桂馬君がまた殴られていたが、ボクはしばらく泣き止むことが出来なかった。
やがて少しして、タクシーを追跡していたエルシィから、森田さんがパン屋に入って行ったという報告を受けた。ボク達は
その夜、桂馬君の家で祝勝会をあげた。皆喜んでいたが、一番嬉しそうだったのはマルスだった。

『勝ったぞっ!!我は遂に勝利したぞっ!!』

と、ひたすらボクの中で喜ぶマルスを見て、ボクも嬉しくなった。確かにマルスには何度も助けてもらった。今回の一番
の功労者は、ボクじゃなくて彼女かもしれない。流石戦いの女神様だ。まだ美生と月夜の仲直りが残っているが、きっと
大丈夫だろう。ありがとう、マルス。





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