37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:06:22.42 ID:ypdOa8j/0
目を開けると見えたのはいつもの天井と、
あの日楽しみでしょうがないって顔して笑ってた澪のお母さんだった。
あの日から私は、澪を見るたびに胸が痛む様になった。
これ以上好きになっちゃいけないって、
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:07:08.47 ID:ypdOa8j/0
その時、部屋にノックの音が響いた。
私はとっさにうつぶせになる。
泣いてる顔を家族に見られたくないから。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:07:49.34 ID:ypdOa8j/0
聡「澪姉とケンカでもしたんだろ?」
律「……」
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:08:19.40 ID:ypdOa8j/0
聡「やっぱし泣いてんじゃんwwwwww」
律「あ! コラ! てめぇ、部屋に戻ったフリしやがって!!」
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:08:49.44 ID:ypdOa8j/0
律「ほらほら出てった出てった。下着出すから出てけ」
聡「姉ちゃん、ブラジャーいらないくせに」
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:09:27.97 ID:ypdOa8j/0
翌朝
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:10:15.67 ID:ypdOa8j/0
澪「私、やっぱり諦められないよ。この気持に嘘は付けない。」
澪「律は優しいから無かったことにしようとしたんだろ?」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:10:58.87 ID:ypdOa8j/0
悲しそうに笑う澪は儚げで、今にもボロボロと崩れ落ちてしまいそうだった。
でも、私はもう迷わない。
家族って大切だろ?
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:11:43.02 ID:ypdOa8j/0
律「澪に、彼氏が出来るまで、私に近づくな」
澪「無理だ! そんなの無理だよ!!」
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:12:33.71 ID:ypdOa8j/0
澪は泣かなかった。
目はただ開いているだけで何も見てはおらず、
口は一文字に結んだまま何も語らず、
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:13:10.51 ID:ypdOa8j/0
ほどなくしておばさんが車でかけつけ、澪を乗せて走って行った。
終わった。
これで終わったんだ。
私たちはもう、終わったんだ。
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