過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/08/15(水) 01:26:13.41 ID:CUb/CEy9o
王「おー我が弟!!怪我をしたと聞いて心配したぞ!」
勇者「・・・兄さん。」
継子「あ、おじさん。」
王「お・に・い・さ・ん!いいぞ弟!見た所そこまで酷い傷じゃないようだな!よかったよかった!」
文官「王!またあなたは抜け出して・・・!」
王「たまにしか抜け出していないのだから少し位大目に見てくれ。」
文官「冗談にすらなっていません!!あなたの執務室を抜け出す回数は全ての王の中でダントツですよ!そうに決まってます!!」
王「数を数えているわけでもないではないくせに・・・お? それは・・・ワインか!」
文官「い、いけませんよ!こちらは加護者様がお買いになった物なのですから!」
王「なんだそうなのか。弟、お前はイケる口か?」
勇者「い、いえ。飲んだ事は有りません。」
王「ほう、なるほど! では今日は豪勢にパァーっといくかぁ!」
文官「王ー!いい加減にしてください!!」
前王「いやいや、たまにはいいと、私も思うぞ。」
文官「ぜぜ、前王まで!!何故この場所に!?この人に毒されたのですか!?」
王「酷い言い様だな。そこまで私は信用が無いのか。」
文官「三日に二回は抜け出す人のその二文字など、露の様に消えているか陽炎のように薄いに決まっているでしょう!!」
前王「・・・耳が痛いな。」
前王「それで? 我が息子よ、今日くらい、食事を共にしないか?」
文官「コ、コホン。そうですね。加護者様は久しぶりに戻ってきたのですし、お食事くらいはしていったらどうでしょうか。その子も喜ぶかと。」
王「おーそうだそうだ。親と兄弟と子とその子、つまりは家族が食事する事に何の不思議もない。是非食べていけ。」
勇者「・・・」
勇者(是非そうしたい。だが・・・その場に居てほしい人が今は居ない。)
勇者「すいません。もし、俺が参加出来るなら、その場にいてほしい人が、今はいないのです。」
勇者「次帰ってきた時に、また誘ってくれますか・・・?」
王「その場に、いてほしい人、かぁ。なるほどな。うんうんそうかそうか。」
前王「・・・仕方がないな。楽しみは、先に取って置くとしよう。」
王「あー、全く持って仕方がない。酒はお預けだ。仕事場に戻るかー。」
文官「全くあなたは・・・。あとで手伝いに行きますから、ちゃんとしていて下さいね。」
勇者「すいません、折角の誘いを・・・」
前王「良い。お主の、その場にいてほしい人、この目で見るのが楽しみだな。」
前王「早く用事をすませて、帰ってこい。その時は、私の力を持って国の催事にしよう。」
勇者「そ、そこまでの事は・・・。」
継子「・・・さいじ?」
前王「お祭りの事だよ。お父さんが帰ってきた日は、嬉しいだろう?」
継子「うん、嬉しい!」
前王「だから、皆で祝うのだよ。嬉しい事は皆で共有だ。・・・息子よ、私は、お前が帰ってくるのを、待っている。無論、仲間たちも、その伴侶もな。」
勇者「・・・っ。」
前王「はっはっはっ、お主の赤い顔など、初めてみた。」
前王「さぁ、入用な物などは無いか? 用意させよう。」
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