過去ログ - 桐乃「ねぇ、散歩行かない?」京介「……そうだな、たまには行ってみるか」
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114: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/07/16(月) 15:47:25.64 ID:Zp0Uc1nVo

「いや、俺だって何もそこまでは……」

「シスコンもそこまで行くと立派だよね。
 実の妹と結婚したいなんて、普通そこまで思わないっての。
 それに兄のオシリスは、仲の悪い弟のセトに暗殺されたって知ってる?
 妹のイシスがそのあと仇を討つんだけど――何であたしが仇を討たないといけないのよ!」

「ちょ、ちょっと待て! 誤解があるようだから話を整理しようじゃねえか」

「京介があたしのこと好き過ぎて今にも死にそうだってのはわかった。
 だけど、まさか京介が本気であたしと結婚したいだなんて、思ってもみなかったんですケド」

「だから待てっつってんだろーが!」

「まあでもそういうことなら、ちゃんと京介から告白してもらわなきゃね。
 あ、漫画とかに出てくるような、『俺は世界中で誰よりも――』とか言うのはやめてね。
 京介が考えた、京介自身の言葉で言わなきゃダメだかんね」

どうしてこうなった。しかし、こうなるともう桐乃のペースだ。
俺が一言でも何か言おうものなら、桐乃は数倍にして俺に反撃して来る。
結局、俺は桐乃からほんの少しだけ時間を与えられ、脅迫されるままに告白することになった。

「俺とおまえは前世から結ばれ……」

「明らかに棒読みだし、まったく感情がこもってないからダメ」

「俺は、暗黒の世界に棲む魔獣だった。そこに天使が舞い降りて――」

「だから、何でそうやって厨二病が発症しちゃうのよ! ちゃんと真剣に考えなさいよ!」


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