過去ログ - ペンデックス「魔力生成のためにご協力をお願いします」上条「」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/04/12(木) 00:28:05.84 ID:G5bnKV1co

 付属人格にセンスを否定される。
 嘆くべきか悲しむべきか、少なくとも喜ぶシーンではない。
 上条は完全に覚醒した頭をぼりぼりとかきむしった。
 ドライヤーも使わず乾かした髪は寝そべっていていつものスタイルではない。


「で、ペンデックスさんはなんの御用でせう? 聞き間違いでは無ければ上条さんに何か頼みがあるようなのですか」

「その呼称で定着するのですか。
 付属人格に感情は付与されていません、が本人格の感情が最低限反映されています。
 ――結論。あなたは本当に馬鹿ですね」

「うわぁい、インデックスよりも明確に人格否定されたぜひゃっほう。女王様とお呼びすべきですかべいべー」

「わたしはクイーンではありませんし赤子でもありません」


 映画の中の筋肉男のように白い歯を輝かせてはじき出したジョークもあっさりスルー。
 男はタフじゃなければ生きていけないが優しくされないと上条さんは生きていけないのだ。
 がっかりと肩を落とす。


「よろしければリビング、或いはベットへと移動しませんか。
 毛布にくるまっているあなたにはわからないかもしれませんがここは少々冷えます」


 誰のせいだよ、と一瞬思うもインデックス自身はいつだってきちんとベットに上条の居場所を用意してくれている。
 自分の理性が信用できないからバスルームで寝ているのはあくまで上条自身の判断だ。
 あくびを噛み殺しながら素直に言葉に従った。



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