過去ログ - ペンデックス「魔力生成のためにご協力をお願いします」上条「」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[saga sage]
2012/04/12(木) 00:28:49.64 ID:G5bnKV1co
リビングに到着。明かりをつける。やはり冷え冷えとしているがバスルームよりはましだ。
どんと床に胡坐をかいて座れば上条言うところのペンデックスは西欧人の苦手な正座をして対面に座った。
ちなみにここで彼女の服装を再表現すれば下着に上条のワイシャツを纏っているだけである。
つまり、正座をすれば秘密のデルタゾーン(レモンイエロー)がワイシャツの余り布の狭間からちらちらと見えたりする訳で。
「ちょ、ちょっとペンデックスさん? その座り方はやめて! せめてお膝かけを!」
「――確認。どこを見ているのですか?」
「確認も何も、見えちゃうでしょ!
紳士たる上条さんだって健全なる青少年なんです! 少しは恥じらってください!」
「わたしは本人格と異なり恥じらいという感情は存在しません。ですが会話の障害となるのであれば隠します。
座布団でよろしいですか?」
「何でもいいから鼻血が出る前に早く!」
上条はそっぽを向きながら自分の座っている座布団を押しつける。
自分の座布団を使おうとしていたらしいペンデックスは困惑の表情――表情というほどのものではないが――を浮かべながら上条の座布団を受け取った。
細くて白い太股の上にちょこんと乗せる。
考えてみればそこはスフィンクスの特等席だな、と上条が思えばくだんのネコは部屋の隅で軽い寝息を立てていた。
「こちらを向いてください。障害は対応しました。横を向いていても会話は可能ですがあなたが理解しているかどうかを判断する材料が不足します」
言われて上条がペンデックスの方を向く。
耳まで真っ赤になっている上条に対してペンデックスの顔色は何一つ変わらない。小憎らしいほどだ。
ちらりと太股を見ればそこはきちんと隠されていてほっとする一方で心のどこかに残念な気持ちがわく。
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