過去ログ - ペンデックス「魔力生成のためにご協力をお願いします」上条「」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/04/12(木) 00:29:37.73 ID:G5bnKV1co

「――警告。第二十三章八節、真実を語っても真実は伝わらない。
 これからする話はすべて真実であり真実を否定をしないことを約束してください」

「うん? いやはや真実だったら否定はしませんよ。違うんだったら違うというけどさ」

「では。まずあなたは個体名御坂美琴に告白をされ恋人になった。違いますか?」

「違わない。うん、まさか上条さんに春が来るとは思いませんでしたよわはは」


 事実である。

 つい先日、いつもいつも電撃を浴びせてくる常盤台のエースに呼び出されていい加減殺されるかとびくびくしていたら突然告白されたのだ。
 常日頃のおこないから嫌われてこそいなくとも好かれているとは思わなかった。
 そして女子からの積極的な告白など一度も受けたことが無い(スル―しまくっていたともいう)上条は一発でKOされた。

 特段するほど美人ではないがクラスで一二を争うレベルの可愛らしさを持ち、努力家で正義感の強い真っ正直な性格。
 そのような御坂美琴が顔を真っ赤にして付き合ってくださいと言ってきたのだ。破壊力は折り紙つきだ。
 かくしてめでたくも一組のカップル、古い言い方でツガイが誕生したのである。爆発すればいいのに。

 なはなはとだらしなく顔を歪める上条をペンデックスは一刀両断する。


「中度の精神的損傷を確認。自己修復開始。成功。
 ――警告。のろけ話は聞きたくありません。
 それ以上続けると本人格の影響により上顎と下顎であなたを噛み砕きたいという衝動を抑えられなくなります」

「ああ、うん。ごめん」

「続けます。そのことにより本人格に過大なストレスがかかっています」

「はい? インデックスにストレス? だってちゃんとおめでとう応援するって言ってくれたぞ?」

「――驚愕。正真正銘の馬鹿ですねあなた。女の子の発する言葉が常に真実な訳ではありません。
 事実、本人格は嫉妬しています」

「嫉妬? うぅん、確かに構ってやる時間は少なくなったけれども」



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