過去ログ - ペンデックス「魔力生成のためにご協力をお願いします」上条「」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2012/04/12(木) 00:31:44.85 ID:G5bnKV1co

「え? インデックスは魔力がないんじゃ」

「本人格には魔力は存在しません。
 しかし私、Index-Librorum-Prohibitorumの付属人格ヨハネのペンは十万三千冊の魔道書の保持のための魔力が常に必要であるように構築されています。
 ――質問、あなたは本人格が大量に食事を摂取している割にはまったく肥満にならないことを疑問に思ったことはありませんか?」

「いや、あれって体質だと思ってたぞ。後背筋につく脂肪細胞が燃焼しやすい形質だとか。
 そうか違うのか」

「間違いではないでしょう。しかしこの会話の本質はそこではありません。
 私を維持するための魔力が不足しているという点です」

「えー? まだ食べるの? 上条さん家の家計簿はもうこれ以上赤くなりませんのことよ?」

「食事ではありません」


 ここまで話してきて、ペンデックスがふいに顔をそむけた。
 ほとんど変わっていない顔色だが心なしか赤くなっている。


「深刻な精神的損傷を確認。自己修復開始。自己修復中。成功。
 ――困惑。私にもこのような現象が起きるとは。しかし交渉のために言わざるをえません。
 上条当麻。私と、その、せ、せ……」

「せ?」

「セックスをしてください。お願いします」


 横を向いていても会話は可能だが相手が理解しているかどうか判断できない。
 そういったはずのペンデックスは顔をそむけたまま。
 もちろん、土下座をするなんてことはしていない。
 しかし湯気が立ちそうなほどに顔が真っ赤なのは横目でもわかる。無表情のままなのに。



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