172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 16:52:29.98 ID:CxSeP0vT0
一方、魔女の結界
オオォオオオオォオオオォオオオ
まどか「……心配だよ……さやかちゃん」ヒュン!!
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2012/05/02(水) 16:56:11.75 ID:CxSeP0vT0
(大丈夫よね。佐倉さん……)タッタッタッタッタ
マミは二人の状況を確認するために、一つ向こうのフロアへ急いだ。
< ポタポタポタ
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 16:57:36.93 ID:CxSeP0vT0
「私は大丈夫だっての」
力を入れるたび、杏子の傷口からは血が流れ出す。
刺さったままのため、回復しようにも回復ができない。
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:03:43.53 ID:CxSeP0vT0
柄でさやかを押し倒した杏子は、ニヤリと笑う。形勢の逆転。
「お前の負けだ、さやか」グググ
そして、柄はさやかの胸の膨らみを歪ませるまでに至った。杏子はさやかに問う。
176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:05:02.71 ID:CxSeP0vT0
「杏子。ごめんね」
さやかは目を擦り、徐に立ち上がった。
手に付着した杏子の血を適当にマントで拭うと、背を向けて歩きだした。
177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:05:52.94 ID:CxSeP0vT0
マミは静かに頷き、グリーフシードを放り投げた。
一つは杏子の身体の上に。もう一つはさやかに向かって。
「何の、つもり?」 ブンッ カランカラン
178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:07:26.74 ID:CxSeP0vT0
刀剣を受けたマスケット銃は力負けしてしまい、地面に転がる。
「美樹さん……仕方ないのね」
マミは小さく首を振ると、地面からマスケット銃を表出し、さやかに構える。
179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:09:24.47 ID:CxSeP0vT0
(まず、あれを……取らないと)
マミはさやかを中心に円を描きながら移動する。照準はさやかに向けたまま静かに歩を進める。
「攻撃してこないんですか?」ビュッ!
180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:17:36.44 ID:CxSeP0vT0
杏子はグリーフシードをソウルジェムに当てながら、天井を見ていた。
(マミは強い。けど……相手がさやかだ)
< キンッ! ザシュッ!
181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:19:07.46 ID:CxSeP0vT0
さやかはマミと戦う直前に杏子に刺さっていた刀剣を消していた。そのため、杏子は回復することが可能になった。
しかし、治癒に時間がかかりまだ立ち上がれるほどには回復していなかった。
(工場が半壊して、煙のせいで全く見えねぇ……)
182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:21:05.19 ID:CxSeP0vT0
「な、なんで、あのとき――撃たなかったんですか!」
さやかは足元に転がるグリーフシードを一瞥し、瓦礫に向かって叫んだ。
力を込めた右手に持つ刀剣にはマミの血がべったりとついていた。
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