過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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2012/04/29(日) 22:59:45.82 ID:EZndgAn8o
「別に良いじゃん。世界なんてズレようがズレまいが。カリオストロが復活して、それでどんな問題があるの?」
「世界が滅んでしまうかもしれないのですよ!」
以下略
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2012/04/29(日) 23:00:42.39 ID:EZndgAn8o
◇
"ズレ"た。
授業中の教室で、ティアの説得を聞き流していたときだった。
以下略
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2012/04/29(日) 23:01:15.21 ID:EZndgAn8o
◇
放課後、誰かに会いたい気分になって、ティアの声を無視しながら自然科学部の部室に向かった。
以下略
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2012/04/29(日) 23:01:52.94 ID:EZndgAn8o
不意に背中に声を掛けられた。振り返ると、見知らぬ上級生がこちらを見ている。
"上級生?"と俺は思った。なぜ俺は彼女を上級生だと思ったのだろう。背は年下に見えるほど低い。顔も幼い。
見た目も声も、ぜんぜん年上には見えない。それなのにどうして、俺は彼女が上級生だと分かったのだ?
以下略
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2012/04/29(日) 23:02:25.18 ID:EZndgAn8o
◇
――追われていた。
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2012/04/29(日) 23:02:51.22 ID:EZndgAn8o
児童公園に逃げ込むのと同時、俺は四方を囲まれた。
八つの赤い瞳が、俺を睨む。
それは黒い犬――そう言うにはあまりに野生を滲ませた、犬だ。
以下略
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2012/04/29(日) 23:03:21.65 ID:EZndgAn8o
「目を覚まして!」
声が聞こえたが、それに応える余裕はなかった。
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2012/04/29(日) 23:04:23.12 ID:EZndgAn8o
彼の腕の中から、嗚咽の声が聞こえた。
あの少女――あの赤いランドセルの少女が、男に庇われ、泣いている。
彼の背中には無数の傷があった。爪牙の跡があった。
以下略
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2012/04/29(日) 23:04:48.37 ID:EZndgAn8o
◇
どこからが夢でどこからが現実なのか。
以下略
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2012/04/29(日) 23:05:14.47 ID:EZndgAn8o
つづく
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